オンダリフティングの設計、部位・深さ・kJは何を見て決める?

オンダリフティングの設計とは、顔のどの部位に、どの深さで、何kJのエネルギーを分けて入れるかを決めることです。
オンダは一点ずつ照射する機器ではなく、ハンドピースを肌の上で動かしながらマイクロ波を出す機器です。そのため、何回照射したかよりも、一つの部位にどれだけエネルギーが入ったかを基準にします。総量が同じでも、顎下に集めるか、フェイスラインと頬に分けるかによって顔への作用が変わります。
kJで量を数える理由
- エネルギー単位: オンダの量はキロジュール(kJ)で数えます。ショット数に換算して比べるのではなく、部位ごとに入ったエネルギー量を見ます。
- 少ない場合と多い場合: エネルギーが不足すると、目的とする熱反応が積み重なりにくくなります。反対に、脂肪の少ない部位に多く入れると、ボリュームが減ってこけて見えることがあります。
- 総量と配分: 総kJが大きいからといって、その分変化が大きくなるわけではありません。同じ総量をどの部位にどれだけ分けたかが設計の中心です。
設計前に確認する顔の条件
- 二重あごとあごの下の脂肪の量
- 頬と顔の下側が重たく見える程度
- 皮膚の厚さと弾力の低下の程度
- 頬のようにすでにこけている部位があるか
- 以前に受けたリフティングや脂肪関連の施術

顔タイプ別の設計方針
| 顔タイプ | 中心となるハンドピース | エネルギー配分 | 注意する点 |
|---|---|---|---|
| 頬がこけた細い顔 | 真皮層を狙う3mm | こけた部位は避けるか低めに、脂肪層へのエネルギーは顎下など脂肪が確認できる部位のみに | ボリュームがさらに減って見えないように |
| 頬のふくらみと弾力の低下が両方ある顔 | 3mmと7mmを部位別に | 脂肪のある部位と弾力が低下した部位を分けて配分 | 一つの深さだけを繰り返さないように |
| 二重あごと顔の下側の重さがはっきりした顔 | 皮下脂肪層を狙う7mm | あご下・フェイスライン・頬の下側を分け、部位ごとに異なる設定で | 脂肪が厚い部位に低いエネルギーだけを入れないように |
二重あごだけが気になる場合は、二重あごやフェイスラインのみを扱う20kJの構成に範囲を絞ることもできます。
ハンドピースの配分と施術中の調整
施術のご案内の基準では、3mmハンドピースは真皮層を、7mmハンドピースは皮下脂肪層を狙います。配分は以下の順で決めます。
- あご下とフェイスラインを1つの部位とするか、分けるかを決めます。
- 窪みが出る可能性のある部位を避けるか、エネルギーを下げるかを決めます。
- 二重あごの脂肪と皮膚のたるみを、それぞれどのハンドピースで扱うかを分けます。
- 部位ごとに深さを変えるかを決めます。
施術中は熱感や赤みを確認しながら、ハンドピースを動かす速度と方向を調整します。動かすのが速すぎると熱が十分に蓄積されず、一か所に長く留まると熱が集中することがあります。
kJ構成の見方
| 範囲 | エネルギー量 | 回数 |
|---|---|---|
| 顔 二重あご、フェイスライン | 20kJ | 1回 |
| 顔 フルフェイス | 40kJ | 1回、3回 |
| 顔 フルフェイス | 60kJ | 1回、3回 |
| 顔 フルフェイス | 80kJ | 1回 |
| ボディ 小部位 | 40kJ | 1回、3回 |
| ボディ 1部位 | 80kJ | 1回、3回 |
表のkJは構成全体の量です。フルフェイス60kJを選んだ場合でも、あご下・フェイスライン・頬にそれぞれ何kJずつ入れるかは、実際にお顔を拝見してから配分します。
施術後に確認すること
- 施術直後: 赤み、熱感、軽い腫れ、押したときの鈍い痛みが出ることがあり、多くは時間の経過とともに落ち着きます。
- 1週間: サウナ、熱いお風呂、激しい運動、飲酒・喫煙を避け、保湿クリームと再生クリームをたっぷり塗ってください。
- すぐにご連絡いただきたい場合: 水ぶくれができたり、赤みや痛みが日ごとに強くなったりした場合は、すぐにご連絡ください。
妊娠中の方、ペースメーカーなど体内に電子医療機器がある方、また施術部位に炎症や傷がある方、最近同じ部位にフィラーや他のリフトアップ施術を受けた方は、施術前にお知らせください。
ご予約とご相談
フェイスフィルター医院 水原院では、オンダを二重あご・フェイスライン20kJ、フルフェイス40kJから80kJ、ボディ小部位および1部位の構成で行っています。オーダーメイドカウンセリングで皮膚の厚み、脂肪の分布、たるみの程度を確認し、部位別のkJとハンドピースを決めます。
本コンテンツは一般的な施術情報の提供を目的としたものであり、診断や治療に代わるものではありません。施術の可否と方法は、必ず医療スタッフとのカウンセリングを通じて決定してください。